汎トルコ主義(読み)はんトルコしゅぎ(その他表記)Pan Turkism

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「汎トルコ主義」の意味・わかりやすい解説

汎トルコ主義
はんトルコしゅぎ
Pan Turkism

19世紀末のオスマン帝国における民族思想の一形態。多民族国家であるオスマン帝国では,非トルコ系諸民族とトルコ民族との協調を理想とするオスマン主義が長い間支配的であった。しかし,19世紀末の民族主義高揚とともに,ロシア帝国のトルコ系諸民族やバルカン,アラブ諸民族の民族主義的思想の影響を受けて,中央アジアのトルコ民族との提携を求める民族主義が台頭した。これが汎トルコ主義であるが,これをハンガリーや東アジア諸民族にまで拡大したものが汎トゥラン主義である。トルコ共和国の建設の理想とされた,アナトリアに地域を限ったトルコ主義とも一線を画す。しかし,第1次世界大戦におけるオスマン帝国の敗北によって汎トルコ主義と汎トゥラン主義は否定された。

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