ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「江参」の意味・わかりやすい解説 江参こうしんJiang Cen 中国,北宋末,南宋初め (12世紀前半) に活躍した画家。北宋から南渡し画院に入ろうとしたが,入朝の前日に没したと伝えられる。江南の人で江南画の大家董源 (とうげん) ,巨然の画風を学び,湖天平遠の景を得意とした。現存する2つの山水画巻『林巒積翠図巻』 (台北,故宮博物院。ネルソン・ギャラリー) は江参筆と伝えられ,宋初江南画風の南宋時代における高揚と展開を示す。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by