江川中村(読み)えがわなかむら

日本歴史地名大系 「江川中村」の解説

江川中村
えがわなかむら

[現在地名]那賀町江川中

切畑きりはた村の南に位置し、村の東寄りをほぼ北から南へ江川(現重谷川)が流れ、その右岸流域に集落が点在する。東はしも村、南は西野山にしのやま村、西は野上のがみ(現粉河町)と接する。小名に福垣内ふくかいとがある。嘉応二年(一一七〇)二月一三日付の紀友貞畠地売券(又続宝簡集)に「名手御庄内字江河村」とみえる。この江河村(江川村)はのちの江川中・切畑・西野山の三ヵ村の地で、高野山領名手なて庄に含まれ、永享四年(一四三二)には検注が行われた。同年四月九日付の名手庄江川村検注帳(勧学院文書)によると、上田二町余・中田一町余に対し、下田が一二町あり、良田の乏しい地域であったことがわかる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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