那賀町(読み)ながちよう

日本歴史地名大系 「那賀町」の解説

那賀町
ながちよう

面積:二九・八三平方キロ

那賀郡の最北東部に位置し、飯盛いいもり(七四五・七メートル)以北一帯山地と、修験霊場葛城山(八五八メートル)を郡内の主峰とする和泉山脈以南の丘陵性山地、およびその中間域を占める紀ノ川地溝帯の狭少な平地からなる。南北約一一・七キロ、東西約二・六キロの細長い町域は、総面積の約五割が山林原野である。東は穴伏あなぶし川を境に伊都いと郡かつらぎ町、西と南は粉河こかわ町に隣接し、北は和泉山脈が大阪府岸和田きしわだ市・貝塚かいづか市と境界をなす。


那賀町
なかちよう

2005年3月1日:那賀郡鷲敷町相生町木沢村上那賀町木頭村合併
【鷲敷町】徳島県:那賀郡
【相生町】徳島県:那賀郡
【木沢村】徳島県:那賀郡
【上那賀町】徳島県:那賀郡
【木頭村】徳島県:那賀郡

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「那賀町」の意味・わかりやすい解説

那賀〔町〕
なか

徳島県中南部にある町。東で阿南市,西で高知県に接する。中央を東西に那賀川が流れ,流域に集落が点在する。2005年鷲敷町,相生町,上那賀町,木沢村,木頭村の 3町 2村が合体スギの美林地域として知られ,シイタケスダチ,ユズ,オモトなどを産する。那賀川沿いの長安口ダム,川口ダムなど徳島県の主要な水源となるダムと発電所がある。阿南市にある四国八十八ヵ所の第21番札所の太龍寺へ向かうロープウェーの発着所。西部中部山渓県立自然公園剣山国定公園に属する。南北に国道193号線,東西に 195号線が通る。面積 694.98km2。人口 7367(2020)。

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