江戸しぐさ(読み)えどしぐさ

知恵蔵mini 「江戸しぐさ」の解説

江戸しぐさ

江戸の人々が行っていたとされる礼儀作法や粋なしぐさのこと。江戸に居住する様々な地域の商人たちが広めようとした「商人しぐさ」が元となって江戸の町に定着したとされており、人とすれ違う時に肩を引く「肩引き」、傘を傾けてすれ違う「傘かしげ」などがある。一説には編集者・コンサルタントであった芝三光が1980年代に提唱したものといわれ、2007年に設立されたNPO法人「江戸しぐさ」によってその普及振興などが図られている。14年には文部科学省の道徳教材に登場し、公共広告機構(現ACジャパン)のCMでも取り上げられたが、江戸しぐさの実在を裏付ける史料は2015年時点で確認されていない。

(2016-4-7)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む