江戸しぐさ(読み)えどしぐさ

知恵蔵mini 「江戸しぐさ」の解説

江戸しぐさ

江戸の人々が行っていたとされる礼儀作法や粋なしぐさのこと。江戸に居住する様々な地域の商人たちが広めようとした「商人しぐさ」が元となって江戸の町に定着したとされており、人とすれ違う時に肩を引く「肩引き」、傘を傾けてすれ違う「傘かしげ」などがある。一説には編集者・コンサルタントであった芝三光が1980年代に提唱したものといわれ、2007年に設立されたNPO法人「江戸しぐさ」によってその普及振興などが図られている。14年には文部科学省の道徳教材に登場し、公共広告機構(現ACジャパン)のCMでも取り上げられたが、江戸しぐさの実在を裏付ける史料は2015年時点で確認されていない。

(2016-4-7)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

4月1日の午前中に、罪のないうそをついて人をかついでも許されるという風習。また、4月1日のこと。あるいは、かつがれた人のこと。四月ばか。万愚節。《季 春》[補説]西洋もしくはインドに始まる風習で、日本...

エープリルフールの用語解説を読む