池田源兵衛(読み)いけだ げんべえ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「池田源兵衛」の解説

池田源兵衛 いけだ-げんべえ

?-? 江戸時代中期の塗師(ぬし)。
若狭(福井県)から弘前(ひろさき)藩主津軽信政にまねかれた父源兵衛の跡をつぐ。元禄(げんろく)10年(1697)ごろ江戸の青海(せいかい)太郎左衛門にまなび,独自に唐塗(からぬり)を案出,津軽塗原型をつくる。青海死後の享保(きょうほう)12年青海を名のり,のち津軽塗の創始者とされた。陸奥(むつ)弘前(青森県)出身。幼名は源太郎。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の池田源兵衛の言及

【青海勘七】より

…この塗法が有名となり,姓にもなった。後継者には,津軽塗の創始者といわれる池田源兵衛があり,この塗法を伝えている。【郷家 忠臣】。…

※「池田源兵衛」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

USスチール買収問題

日本製鉄は2023年12月、約141億ドル(約2兆2千億円)で米鉄鋼大手USスチールを完全子会社化する計画を発表した。国内の鉄鋼市場が先細る中、先進国最大の米国市場で、高級鋼材需要を取り込み、競争力...

USスチール買収問題の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android