決号作戦(読み)けつごうさくせん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「決号作戦」の意味・わかりやすい解説

決号作戦
けつごうさくせん

太平洋戦争末期,連合軍の日本本土進攻にそなえて計画された日本軍の作戦。フィリピンを失い,南方との交通を遮断され,戦争遂行能力の極度の低下が明白となった日本軍は,1945年3月「決号作戦」と呼ばれる本土防衛の最終作戦計画を策定した。陸軍は敵上陸予想地付近に陣地を築いて部隊を配備する,海軍は沿岸防衛の突撃隊を配備する,本土防衛体制の重点を関東方面と南九州方面に集中し,来攻する敵上陸軍を国家総力の戦力展開をもってあたり,各種特攻攻撃によって洋上と水ぎわで撃破するというものであった。しかし 45年6月以降アメリカ軍による空襲によって被害損耗が増大し,8月中旬頃には組織的防空戦闘能力を喪失する状況となり,作戦遂行をみずに終戦となった。

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