最新 地学事典 「沈水珊瑚礁」の解説
ちんすいサンゴしょう
沈水珊瑚礁
submerged coral reef
水面下に沈んだサンゴ礁で,平頂のものと中央部が深い盆地状をなすものがある。前者は一般に卓礁が相対的に沈んだもの,後者は同じく環礁が沈水したものと考えられている。日本の近海では,南洋諸島で沈水卓礁が36個のほか,いくつかの沈水環礁が測量された例がある(田山利三郎,1952)。小笠原海台上およびその近傍の海山の上部は沈水サンゴ礁とみられ,最浅部は700~1,500m程度である。これらは平頂のものも含めて,かつて環礁であった可能性が高い。
執筆者:茂木 昭夫・中尾 征三
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

