南洋諸島(読み)なんようしょとう

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

南洋諸島
なんようしょとう

太平洋西部の赤道以北、ミクロネシアのうち東端のギルバート諸島と西部にあるグアム島を除くほぼ全域、すなわちマリアナ諸島、マーシャル諸島、カロリン諸島をさす。第一次世界大戦まではドイツが領有していたが、開戦後の1914年(大正3)日本海軍がマーシャル諸島ヤルート島のドイツ海軍を攻略して以後全域を占領し、講和条約締結後、国際連盟から統治を委任されて南洋諸島委任統治領となった。面積2136平方キロメートル、1932年当時の総人口7万5909であった。パラオ諸島のコロール島に南洋庁を置き、パラオ、ヤップ、トラック(チューク)、ポナペ、ヤルート、サイパンの6支庁を置いて統治した。第二次世界大戦中は日米両海軍の激戦地となったが、戦後この全域はそのまま国際連合によりアメリカに信託統治をゆだねられることになった。その後、ミクロネシア連邦、マーシャル共和国が独立し、北マリアナ連邦がアメリカの自治領となった。1994年のパラオ共和国独立をもって信託統治は終了した。[大島襄二]

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精選版 日本国語大辞典の解説

なんよう‐しょとう ナンヤウショタウ【南洋諸島】

太平洋西部の赤道以北にあるミクロネシアの旧日本委任統治領の島々の総称。カロリン・マリアナ・マーシャル・パラオなどの諸島からなる。住民はチャモロ族・カナカ族が主。第一次世界大戦前はドイツ領。南洋群島。
※浮城物語(1890)〈矢野龍渓〉七「諸君或は謂はん、南洋諸島最とも略有すべきの地多しと」

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