沓掛中島村(読み)くつかけなかしまむら

日本歴史地名大系 「沓掛中島村」の解説

沓掛中島村
くつかけなかしまむら

[現在地名]豊明市新田しんでん

寛永(一六二四―四四)の頃に開発の始まる沓掛村新田。新田の用水源となる徳田とくだ池が勅使ちよくし池の下方に本田をつぶして造られたので、潰地となった本田の替地が中島である。貞享三年(一六八六)の替地証文写(豊明市史)に「高百七石弐升五合 沓掛村新田 右是ハ沓掛新田中江懸リ申用水(ママ)池敷地并井道敷地ニ本田之内如此高引ケ申ニ付新田高之内ニ而替地渡申所如件」とある。「徇行記」に「中嶋ハ高百七十四石三斗一升一合ノ内六十七石二斗八升六合ハ新田附ナリ、サレバ中嶋ハ本田附支邑ナリ」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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