沖ノ鳥島問題(読み)おきノとりしまもんだい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「沖ノ鳥島問題」の意味・わかりやすい解説

沖ノ鳥島問題
おきノとりしまもんだい

日本の最南端の島で,小笠原諸島に属する沖ノ鳥島の島嶼 (とうしょ) 保全問題。干潮時には長径約 5km,短径約 1.5kmのサンゴ礁海上に現れるが,満潮時には北露岩と東露岩が約 70cm海面上に出る程度である。領土条約では満潮時が基準とされるため,2つの小岩が波による浸食で海面下に没すると,周辺の排他的経済水域の権利が失われてしまう。そこで日本政府は領土保全のために 1988年4月から緊急対策工事を始め,岩の周囲をコンクリートで固め,その周りに 9900個の消波ブロックを積み,岩を大波から保護できるようにした。

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