沙ご虫(読み)いさごむし

精選版 日本国語大辞典 「沙ご虫」の意味・読み・例文・類語

いさご‐むし【沙虫・石蚕】

  1. 〘 名詞 〙 トビケラ類幼虫の俗称。体は円筒状で、体長約二センチメートル。小石や植物片などでミノムシ状の巣をつくり、水中を移動または他物に固着する。ニンギョウトビケラ類の幼虫の巣は小石をつづりあわせたもので、人形に似ているため、人形石と呼ばれる。各地渓流湖畔などに分布。魚釣りの餌(え)に用いられる。せむし。ごみかつぎ。げな。いわむし。〔康頼本草(1379‐91頃)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む