沙弥満誓(読み)サミマンセイ

デジタル大辞泉 「沙弥満誓」の意味・読み・例文・類語

さみ‐まんせい【沙弥満誓】

満誓まんせい

しゃみ‐まんせい【沙弥満誓】

満誓まんせい

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

改訂新版 世界大百科事典 「沙弥満誓」の意味・わかりやすい解説

沙弥満誓 (さみまんせい)

万葉歌人。生没年不詳。俗名笠朝臣麻呂。和銅年間美濃守として政績を賞せられ,また木曾道を開き,養老年間按察使(あぜち)として尾張三河・信濃3国を管し,右大弁を経,元明上皇病臥に際して出家,723年(養老7)造筑紫観世音寺別当として西下,大宰帥大伴旅人らと交わり,人間味豊かな短歌7首を《万葉集》にとどめた。寺婢に子を生ませていたことが死後露顕。〈世の中を何に譬へむ朝開き漕ぎ去(い)にし船の跡無きごとし〉(巻三)。
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