沢水加村(読み)さばかむら

日本歴史地名大系 「沢水加村」の解説

沢水加村
さばかむら

[現在地名]菊川町沢水加

和田わだ村・吉沢よしさわ村の東、菊川の支流沢水加川の流域に位置する。沢水賀とも書き、「遠淡海地志」に「サワカと唱ル」とある。寛永二一年(一六四四)には高二三六石余で幕府領であったが、正保二年(一六四五)掛川藩預となる(掛川預一万石郷村覚)正保郷帳によると田方二一五石余・畑方一九石余・山札高二石余、「水損」「芝山」「松山」の注記がある。幕府領掛川藩預。元禄郷帳では高二四三石余、国立史料館本同郷帳では駿河田中藩領。その後正徳二年(一七一二)に相良藩領となるが、寛延二年(一七四九)に外れ(本多忠晴領知目録・享保郷村高帳など)、幕府領を経て寛政六年(一七九四)三卿の一橋領となる(一橋家領郷村高帳写)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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