河原期村(読み)かわらごむら

日本歴史地名大系 「河原期村」の解説

河原期村
かわらごむら

[現在地名]上山市河崎かわさき松山まつやま一―三丁目・石崎いしざき一―二丁目・河崎一―三丁目

上山城下の南西にあり、御城廻六ヵ村のうちの純農村。河原子村とも記す。正保郷帳では田方一六六石余・畑方五四石余。元禄一一年(一六九八)の村明細帳(三浦文庫)では高二〇二石余、うち新田二二石余、反別田八町余・畑一二町余で、銭二貫七四二文が課された。御城廻六ヵ村勤方として御城下出火の際の駈付火消、羽州街道往還筋の馬継人足勤の負担は十日とおか町並みであった。明治六年(一八七三)河崎村改称。時宗福寿山西光さいこう寺は正応元年(一二八八)の草創で、土山つちやまにあったものを元弘元年(一三三一)松山台に移したと伝える(上山見聞随筆)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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