河岸番(読み)かしば

精選版 日本国語大辞典 「河岸番」の意味・読み・例文・類語

かし‐ば【河岸番】

  1. 〘 名詞 〙かしばん(河岸番)
    1. [初出の実例]「又いきわたった客衆といふものは二三度も来て廻しにちかづきになり先河岸番(カシバ)にやり」(出典洒落本・部屋三味線(1789‐1801頃))

かし‐ばん【河岸番】

  1. 〘 名詞 〙 江戸時代、江戸深川花街の茶屋若い衆で、船着き場で客の送迎をする者。かしば。
    1. [初出の実例]「是を二階廻しと河岸番(カシバン)へ割振って」(出典:洒落本・船頭深話(1802)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android