河崎保(読み)かわさきほ

日本歴史地名大系 「河崎保」の解説

河崎保
かわさきほ

吉野川とその支流祖谷いや川の合流点、国見くにみ山の北斜面から東斜面にかけての地域と推定される。池田川崎かわさきのほか、鳴門市大麻おおあさ川崎に比定する説があるが、興国五年(一三四四)二月七日の阿波国国宣(熊野座神社文書)の宛所が「池田掃部左衛門尉」であることから、池田町説をとる。興国五年の阿波国国宣に「阿波国河崎保」とあり、南朝方が池田掃部左衛門尉に当保を宛行っている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android