沸冷(読み)わかしざまし

精選版 日本国語大辞典 「沸冷」の意味・読み・例文・類語

わかし‐ざまし【沸冷】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 一度わかした湯・酒などをさますこと。また、そのさましたもの。煮ざまし。〔温故知新書(1484)〕
  3. 時期をのがすことのたとえ。
    1. [初出の実例]「加様に奉行にも取寄て候時に、責伏候はては、又わかしさましになり候ては、不可有正体候」(出典:東寺百合文書‐は・(年未詳)一一月二六日・僧厳書状)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む