油を言う(読み)あぶらをいう

精選版 日本国語大辞典 「油を言う」の意味・読み・例文・類語

あぶら【油】 を 言(い)

  1. おせじを言う。おべっかを使う。あぶらを掛ける。
    1. [初出の実例]「祇園町の方言に、江戸にてつやをいふ、せじをいふといふことを、あぶらをいふといふ」(出典:随筆・羇旅漫録(1802)中)
    2. 「そんなに油(アブラ)をおっしゃらずと、まあお急ぎならいらっしゃいまし」(出典歌舞伎繰返開花婦見月三人片輪)(1874)二幕)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android