油掛町(読み)あぶらかけちよう

日本歴史地名大系 「油掛町」の解説

油掛町
あぶらかけちよう

[現在地名]西区靭本うつぼほん町一丁目

新靭しんうつぼ町の南にあり、敷津しきつ橋の通りを挟んで東西に延びる両側町。「油懸町」とも記す。東は瀬戸物せともの町、西は永代えいたい浜。明暦元年(一六五五)の大坂三郷町絵図には「油かけ町」とみえる。大坂三郷北組に属し、元禄一三年(一七〇〇)の三郷水帳寄帳では屋敷数四七・役数五〇半役で、うち会所分一役が無役。年寄新天満しんてんま町今津屋与右衛門の兼帯。当町の染物屋美吉屋五郎兵衛宅は、天保八年(一八三七)挙兵して敗れた大塩平八郎父子がかくまわれ、幕吏に囲まれて自刃した場所である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む