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瀬戸物 セトモノ

世界大百科事典 第2版の解説

せともの【瀬戸物】

大衆向けの日常用陶磁器の俗称。その用語例は1563年(永禄6)に織田信長が下した制札に始まるが,一般に用いられるようになったのは,江戸時代に入って窯業生産の主座から転落した瀬戸,美濃において,大衆向けの日常食器類が主として焼かれ,それが全国的にひろく流通するようになってからであろう。通常,瀬戸物の語を用いるのは近畿地方以東の東日本であり,中国,四国,九州などの西日本では唐津物(からつもの)の語が流布している。

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大辞林 第三版の解説

せともの【瀬戸物】

陶磁器の通称。主に畿内以東でいう。 〔中国・四国・九州では唐津物という〕
瀬戸焼 」に同じ。

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食器・調理器具がわかる辞典の解説

せともの【瀬戸物】

➀主に関西以東で、陶磁器の総称。◇関西以西では、「唐津物」ということが多い。
➁瀬戸焼。

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世界大百科事典内の瀬戸物の言及

【尾張国】より

…1842年(天保13)藩は国産会所を設置し独占移出を計画したが,反対が高まり53年(嘉永6)に廃止した。瀬戸の窯業は1792年(寛政4)には年産2万両程度に衰退したが,肥前から磁器の技術を採り入れ藩も積極的に奨励した結果,瀬戸,赤津,下品野(瀬戸市)を中心に隆盛をとりもどし,1802年(享和2)藩は〈三ヶ村窯方御蔵会所〉を設け名古屋の問屋と地元の窯屋を蔵元にし,製品検査をし品質保持につとめ江戸・大坂・京都の取扱い商人を〈尾州瀬戸物支配人〉として一手販売にあたらせ販路を確保した。値段の10%が蔵物益金として藩に上納。…

※「瀬戸物」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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