日本歴史地名大系 「油車御歩町」の解説 油車御歩町あぶらぐるまおかちまち 石川県:金沢市金沢城下第二連区油車御歩町[現在地名]金沢市油車(あぶらぐるま)御歩衆(おかちしゆう)町・水車御歩(みずぐるまおかち)町ともいう。油車付近に位置し、藩士のなかでも歩士の宅地があったため町名となる(金沢古蹟志)。柿木畠の宮内(かきのきばたけのくない)橋より油車へ続く通りの鞍月(くらづき)用水に架かる橋を御歩橋といった(金沢橋梁記)。貞享五年(一六八八)五月、元禄三年(一六九〇)の捨子届書(「町会所留記」加越能文庫)に「御歩衆町橋番人平右衛門 同十兵衛」とあって、総構橋ではなかったが橋番人の居宅があった。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by