油車(読み)あぶらぐるま

日本歴史地名大系 「油車」の解説

油車
あぶらぐるま

[現在地名]金沢市油車

茨木いばらき町の南西にあり、鞍月くらつき用水を境とし南西は小鳥屋こそりや小路、南東牛右衛門橋うしえもんばし町に続く。正保年間(一六四四―四八)松任まつとう町出身の製油業坪野屋与助が、火除地として水溜となっていた岩谷牛右衛門上地一二二歩を拝領、鞍月用水を取入れ川堀にし、城下にはじめて絞油水車を設け菜種油を製した(亀の尾の記)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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