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治安法[アメリカ合衆国] ちあんほう[アメリカがっしゅうこく]Alien and Sedition Acts; Sedition Act

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

治安法[アメリカ合衆国]
ちあんほう[アメリカがっしゅうこく]
Alien and Sedition Acts; Sedition Act

治安維持を直接目的とした法律で,1798年の「外人法および治安法」と 1918年の「治安法」との2つがある。 (1) 外人法および治安法 フランス革命に反対する与党の連邦派がこれに共感する T.ジェファーソンリパブリカンズ (共和派) を弾圧する目的で立法。外人法は,平時において大統領アメリカの平和と安全を乱すと認められる外国人に対し,国外退去を命じる権限を与えたもの。治安法は,大統領あるいは政府の他の構成員を「中傷する意図」をもって演説したり出版する者にきびしい罰と罰金を課した。これに対しバージニア=ケンタッキー決議によって J.マジソンやジェファーソンは反撃を加えた。 (2) 治安法 第1次世界大戦中の防諜法 (1917) を改訂した法律。連邦国債の販売を妨害した者,不服従をあおる者,兵籍編入を阻止する者,あるいは「不忠誠な,涜神的な,口ぎたない,罵倒的な言語を口にしたり,印刷したり,書いたり,出版する」者には,1万ドルまでの罰金と 20年間の投獄を科する法律であった。

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