治平(読み)チヘイ

デジタル大辞泉 「治平」の意味・読み・例文・類語

ち‐へい【治平】

[名・形動]世の中が治まっていて平穏なこと。また、そのさま。太平。
「其国の―なるは」〈西村茂樹明六雑誌二八〉

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精選版 日本国語大辞典 「治平」の意味・読み・例文・類語

ち‐へい【治平】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 世の中が治まって平穏なこと。世の中を平穏に治めること。また、そのさま。泰平。平和。
    1. [初出の実例]「尽用其陽天下治や則可以吉而天下自ら治平なるぞ」(出典:土井本周易抄(1477)一)
    2. 「身を修め人を正し、世を治平せしめ」(出典:随筆・配所残筆(1675))
    3. [その他の文献]〔漢書‐王嘉伝〕

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普及版 字通 「治平」の読み・字形・画数・意味

【治平】ちへい

世が治まり、平和であること。〔晏子、諫上七〕故に愛するらかにして、賢良衆(おほ)く、惡(にく)むらかにして、僻滅ぶ。是(ここ)を以て、天下治にして、百姓和集す。

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