泉増院(読み)せんぞういん

日本歴史地名大系 「泉増院」の解説

泉増院
せんぞういん

[現在地名]西区平中町

格豊山と号し、曹洞宗。本尊地蔵菩薩。当寺はもと真言宗の道場で小田寺と称したが、織田氏の臣清水帯刀らの奔走によって天文五年(一五三六)僧開翁宗菊が中興開基、正眼しようげん(現小牧市)一〇世山就周泰が中興開山となって曹洞宗に改宗した。当初の山号を喬木山という。度々の水害によって荒廃し、元亀元年(一五七〇)より宝永三年(一七〇六)まで平僧地であったが、宝永三年に正眼寺の二四世覚禅を請じて再興開山とした(徇行記)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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