泉清子(読み)イズミ キヨコ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「泉清子」の解説

泉 清子
イズミ キヨコ


職業
女優

本名
泉井 初子

生年月日
明治42年 12月21日

出生地
大阪府 大阪市天王寺区

経歴
大正14年女優津守玉枝の内弟子となり、帝キネ小阪撮影所に入社、「雁金文七」で抜擢され、「孔雀の光」などの時代劇に出演。昭和2年マキノプロへ移り、「首の座」「京小唄柳さくら」など現代劇、時代劇の双方に活躍。6年新興キネマに転じ、「益満休之助」などで妖婦や芸者役を演じる。のち病気のため長期休養、9年復帰したが、脇役が多く、11年極東映画、12年今井映画と移る。「高杉晋作」「女間諜」に主演し、13年引退。日中戦争の最中北京バーを開くが、無一物となって京都へ引揚げ、のち祇園で料亭経営した。

没年月日
昭和25年 8月26日 (1950年)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

20世紀日本人名事典 「泉清子」の解説

泉 清子
イズミ キヨコ

大正・昭和期の女優



生年
明治42(1909)年12月21日

没年
昭和25(1950)年8月26日

出生地
大阪市天王寺区

本名
泉井 初子

経歴
大正14年女優津守玉枝の内弟子となり、帝キネ小阪撮影所に入社、「雁金文七」で抜擢され、「孔雀の光」などの時代劇に出演。昭和2年マキノプロへ移り、「首の座」「京小唄柳さくら」など現代劇、時代劇の双方に活躍。6年新興キネマに転じ、「益満休之助」などで妖婦や芸者役を演じる。のち病気のため長期休養、9年復帰したが、脇役が多く、11年極東映画、12年今井映画と移る。「高杉晋作」「女間諜」に主演し、13年引退。日中戦争の最中北京でバーを開くが、無一物となって京都へ引揚げ、のち祇園で料亭を経営した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「泉清子」の解説

泉清子 いずみ-きよこ

1909-1950 大正-昭和時代の映画女優
明治42年12月21日生まれ。大正14年帝国キネマ小阪撮影所にはいり「雁金文七」でデビュー。昭和3年マキノプロ,6年新興キネマへうつり妖婦や芸者役などで活躍。13年女優をやめ,中国の北京でバーをひらく。戦後は京都で料亭を経営,一時期映画にも出演した。昭和25年8月26日死去。40歳。大阪出身。本名は泉井初子。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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