法蓮村(読み)ほうれんむら

日本歴史地名大系 「法蓮村」の解説

法蓮村
ほうれんむら

[現在地名]奈良市法蓮町・半田開はんだびらき

中近世の奈良町の西北部に位置する奈良廻り八ヵ村の一。慶長郷帳では村高一三九〇・八九石、うち一二〇四・四二二石は幕府領(代官大久保長安)、一〇〇石は眉間みけん寺領、五〇石は不退転法輪ふたいてんぽうりん(不退寺)領、三〇石は称名しようみよう寺領、六・四六八石は「南都寺々并屋敷共」(南都之内寺々寄合小割知行所)であった。

慶長・元和両郷帳にはそう(崇)とく寺領のことがみえないが、実は慶長七年(一六〇二)徳川幕府から法蓮村で五〇石の朱印領をもらっている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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