波の関守(読み)ナミノセキモリ

デジタル大辞泉 「波の関守」の意味・読み・例文・類語

なみ‐の‐せきもり【波の関守】

波を関守に見立てた語。
「都に帰る夢をさへ通さぬ―に、いとど涙を催され」〈太平記・二〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「波の関守」の意味・読み・例文・類語

なみ【波】 の 関守(せきもり)

  1. 海岸関戸で、波を関守に見立てていう語。
    1. [初出の実例]「さらぬだにかわかぬ袖を清見がたしばしなかけそ浪の関もり」(出典:散木奇歌集(1128頃)雑上)

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