日本歴史地名大系 「波田の御林」の解説
波田の御林
はたのおはやし
江戸時代松本藩領の頃設定された平地林で、
「東筑摩郡村誌」には、「波多林官有ニ属シ、東西三〇町、南北平均四町、反別一四四町歩村ノ中央ニアリ、凡テ松樹ノ中木ナリ」とあるが、大木も多かったことは町民の伝承によって知られる。
松本藩は領内に御林を設定したが、嘉永七年(一八五四)の波田の御林山廻り太田又左衛門・腰伝左衛門らの出した御取締三ケ村申合(波多腰家文書)があり、上波多・下波多・
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報