泣面を蜂が刺す(読み)なきつらをはちがさす

精選版 日本国語大辞典 「泣面を蜂が刺す」の意味・読み・例文・類語

なきつら【泣面】 を 蜂(はち)が刺(さ)

  1. ( 泣いている顔を蜂が刺す意から ) 不幸の上に不幸が重なること、また、困っている上にさらに困ったことが加わることのたとえ。なきっつらに蜂。なきつらに蜂。〔諺苑(1797)〕
    1. [初出の実例]「泣顔(ナキヅラ)を蜂(ハチ)に刺(ササ)れし椋助は、途方に暮れて」(出典二人むく助(1891)〈尾崎紅葉〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android