泥鰌汁(読み)ドジョウジル

精選版 日本国語大辞典 「泥鰌汁」の意味・読み・例文・類語

どじょう‐じるどぢゃう‥【泥鰌汁】

  1. 〘 名詞 〙 泥鰌(どじょう)ささがきごぼうなどを入れたみそ汁。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「壬生之西田所に朝飡有之土長汁振舞也」(出典:言継卿記‐元亀元年(1570)一〇月八日)

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世界大百科事典(旧版)内の泥鰌汁の言及

【ドジョウ(鰌∥泥鰌)】より

…ドジョウのなれずしは,狂言《末広がり》などを見ても,当時はごく一般的な食べものだったらしいが,まもなく他のなれずしともども姿を消した。現在,ドジョウ料理でもっとも好まれているのは柳川なべで,丸のままのドジョウ汁やドジョウなべをたしなむ人は少なくなっている。その柳川なべは骨抜きドジョウを使うが,裂いて頭と内臓と骨を除くという調理法に気がついたのは江戸時代も後期に入ってからのことであった。…

【柳川なべ(柳川鍋)】より

…上のなべは黄色の浅いもので,これにドジョウの卵とじを入れて春慶塗のふたをし,熱い湯を入れた下のなべにすっぽりはめ込んで冷めぬようにしていた。値段は一人前ドジョウ汁が16文,丸のドジョウなべが48文であったのに対して,柳川なべは200文と高価であったという。【鈴木 晋一】。…

※「泥鰌汁」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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