デジタル大辞泉
                            「泥鰌」の意味・読み・例文・類語
                    
                
		
                    どじょう〔どぢやう〕【泥=鰌/×鰌】
        
              
                        コイ目ドジョウ科の淡水魚。小川や田などにすみ、冬は泥に潜る。全長約20センチにもなり、体は細長い筒形で尾部は側扁し、背側は緑褐色、腹側は淡黄褐色で、口ひげは五対。うろこは細かく、厚い粘液層で覆われ、補助的に腸呼吸を行う。柳川鍋やどじょう汁などにして食べる。近縁に、口ひげが三対のシマドジョウ・アジメドジョウなどがある。おどりこ。
[補説]語源未詳で、歴史的仮名遣いも「どじゃう」「どぜう」などの説もあるが、室町時代の文献に「どぢゃう」「土長」の表記がみられるので、これに従う。
            
                                              
     
    
        
    出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
	
    
  
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                    どじょうどぢゃう【泥鰌・鰌】
        
              
                        - [ 1 ] 〘 名詞 〙- ① コイ目ドジョウ科の淡水魚。全長約二〇センチメートルに達する。体は細長い円柱状で、小さな鱗があるが、体はぬるぬるする。口は下面に開き、口辺に五対の口ひげをそなえる。尾びれは丸く、胸びれは雄の方が長く先端がとがる。背面は暗緑色で腹面は白色。泥の底にすみ、消化管の一部で空気呼吸し、有機物や小動物を食べる。日本各地から東アジア・東南アジアに分布。沼・湖・水田などに生息する。食用。〔壒嚢鈔(1445‐46)〕- [初出の実例]「かさねてはどぢゃうにてもあれ、はへにても候へ、かならずもって伺公いたさうずる」(出典:虎明本狂言・鱸庖丁(室町末‐近世初))
 
- ② コイ目ドジョウ科に属する淡水魚の総称。ドジョウ・シマドジョウ・ホトケドジョウ・アジメドジョウ・アユモドキなどがある。ほとんどが食用となるが一般に柳川鍋・かば焼きなどにするのは①である。
 
- [ 2 ] =どじょうたゆう(泥鰌太夫)- [初出の実例]「 (ドチャウ)が弁舌水の如くにして」(出典:洒落本・曾我糠袋(1788)) (ドチャウ)が弁舌水の如くにして」(出典:洒落本・曾我糠袋(1788))
 
泥鰌の補助注記
語源未詳で、歴史的かなづかいについても「どぢゃう」「どづを・どぢを」「どじゃう」「どじょう」「どぜう」などとする諸説があるが、「ぢ・じ」「ちゃう・ちょう」に発音の別が存した室町期の文献に「ドヂャウ」「土長」の表記がみられるところから、「どぢゃう」とする説に従う。
                                                          
     
    
        
    出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
	
    
  
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                    泥鰌 (ドジョウ)
        
              
                        学名:Misgurnus anguillicaudatus
動物。ドジョウ科の淡水魚
                                                          
     
    
        
    出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報
	
    
  
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