洒涙雨(読み)さいるいう

精選版 日本国語大辞典 「洒涙雨」の意味・読み・例文・類語

さいるい‐う【洒涙雨・灑涙雨】

  1. 〘 名詞 〙 ( 牽牛織女の別れを悲しむ涙雨の意 ) 陰暦七月七日に降る雨。せいるいう。《 季語・秋 》
    1. [初出の実例]「歳時雑記曰、〈略〉七日雨、則曰洒涙雨」(出典:俳諧・滑稽雑談(1713)七月)

洒涙雨の補助注記

降る日については七月六日説と七日説がある。六日説の場合は牽牛、織女の会合を妨げる雨の意となる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 初出

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android