津古村(読み)つこむら

日本歴史地名大系 「津古村」の解説

津古村
つこむら

[現在地名]小郡市津古・三国みくにおか二―四丁目

宝満ほうまん川中流の右岸、筑後国の最北端部に位置し、南は三沢みつさわ村・横隈よこぐま村に接する。弥生時代前期の津古内畑つこうちはた遺跡・空前そらまえ遺跡などの集落遺跡や同中期の津古大林つこおおばやし遺跡・高田こうだ遺跡などの稲作遺跡をはじめ、津古生掛つこしようがけ古墳・津古一号墳などの前方後円墳がある。文明一一年(一四七九)一一月一九日の少弐政資安堵状案(筑紫古文書/大宰府・太宰府天満宮史料一三)では「三原郡西郷内津古」の三〇町が筑紫孫次郎(満門)に安堵されているが、その父良喜(「筑紫系図」では教門)の代に知行するようになったらしい。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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