津山撥(読み)ツヤマバチ

デジタル大辞泉 「津山撥」の意味・読み・例文・類語

つやま‐ばち【津山×撥】

三味線の撥の一種。文化年間(1804~1818)に大坂津山検校が創始。やや大型で撥先が薄くなっている。地歌でよく用いるほか箏曲そうきょく山田流でも地歌系の曲で用いる。

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精選版 日本国語大辞典 「津山撥」の意味・読み・例文・類語

つやま‐ばち【津山撥】

  1. 〘 名詞 〙 三味線の撥の一種。地唄で用いる。文化・文政(一八〇四‐三〇)頃、大坂の津山検校が考案したもので、大きく分厚くして、先の方を急に薄くした形。現在の地唄の撥の大部分はこれである。

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