津川主一(読み)つがわ しゅいち

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「津川主一」の解説

津川主一 つがわ-しゅいち

1896-1971 大正-昭和時代の合唱指揮者。
明治29年11月16日生まれ。東京の麻布美普(みぶ)教会牧師青山学院,恵泉女学園,自由学園などで合唱を指導。東京オラトリオ協会,東京交響合唱団,東京バッハ・ヘンデル協会を設立した。昭和46年5月3日死去。74歳。愛知県出身。関西学院神学部卒。著作に「合唱名曲選集」「教会音楽五千年史」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の津川主一の言及

【賛美歌】より

… 日本の賛美歌は,1874年(明治7)に最初の賛美歌集が現れて以来,急速な進を遂げ,1903年〈賛美歌委員会〉が組織され,国文学者,別所梅之助(1871‐1945)やイギリスの宣教師G.オールチン(1852‐1935)らによって従来各派で別途に編集されていた歌集が一本化されて,全483編を収録した《さんびか》が誕生した。時代の要請とともに津川主一(1896‐1971)らによって31年大幅な増補改訂が行われた《賛美歌》が出版され,この版には日本語の創作詩,日本人の作曲も初めて収録された。第2次世界大戦下には,時局に不適とされた曲が削除されたりしたが,41年設立された〈日本基督教団〉の賛美歌委員会が戦後5ヵ年の歳月をかけて全面的に改訂し,54年秋,全567編からなる《賛美歌新版》を発行した。…

※「津川主一」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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