津市場村(読み)ついちばむら

日本歴史地名大系 「津市場村」の解説

津市場村
ついちばむら

[現在地名]姫路市網干区津市場あぼしくついちば

坂上さかのうえ村の西に位置し、村内を宮内みやうち川が東流する。揖東いつとう郡に属し、西は揖西いつさい下余部しもあまるべ村。姫路城下から室津むろつ(現御津町)へ通ずる道が通る。長享元年(一四八七)と推定される福井庄村名注文(吉川家文書)福井ふくい庄二八ヵ村の一として津濃市庭村とみえる。文禄四年(一五九五)五月吉日の揖保川井堰絵図(岩見井組文書)岩見いわみ井堰の末流を利用する村として福井庄津市場がみえる。慶長国絵図には津ノ市場とみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android