津戸村(読み)つどむら

日本歴史地名大系 「津戸村」の解説

津戸村
つどむら

[現在地名]都万村津戸

都万村の南東に位置し、西方は海に臨む。正保国絵図に村名がみえる。貞享五年(一六八八)の「増補隠州記」によれば、田三五石余・四町一反余、畑五石余・四町二反余。小物成は竈役面判銀(以下断りのない同銀)四三匁・漁請役一七三匁、家数五二(百姓四六・間脇六)のうち御役目屋敷四三、人数二二一、牛一八・馬九、弓四・鉄砲一、大船五・艫戸船四四・手安船一一。花生はないけ明神、真言宗法正ほつしよう寺・浄土宗法恩ほうおん寺がある。島前の豊田どうぜんのとよだ(現海士町)まで船路三里で、月の前半は蛸木たくぎからの継飛脚役を勤め、後半は当地より継立てる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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