活動銀河(読み)かつどうぎんが(その他表記)active galaxy

知恵蔵 「活動銀河」の解説

活動銀河

銀河中心核領域から膨大なエネルギーを放射している銀河。その種の銀河中心核を活動銀河核(AGN)と呼ぶ。このエネルギーは、銀河中心核にある超大質量ブラックホール(質量は太陽質量の約100万〜10億倍)から放射される。ブラックホールにガスが流れ込もうとすると、周りに回転する円盤(降着円盤=accretion disk)を作る。その中で角運動量を失ったガスはブラックホールに落ち込む。この過程で解放された重力エネルギーは粘性で降着円盤を加熱、数万〜10万℃になったガスからは熱放射が出る。AGNからの放射光度が太陽光度の1兆倍以上のものをクェーサー、それ以下は発見者の名前をとりセイファート銀河核と呼ぶ。

(谷口義明 愛媛大学宇宙進化研究センターセンター長 / 2008年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

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