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活動銀河核 カツドウギンガカク

デジタル大辞泉の解説

かつどうぎんが‐かく〔クワツドウギンガ‐〕【活動銀河核】

著しい活動性を示す銀河、またはその中心核。中心部のごく狭い領域が極めて明るく輝いたり、光速に近いジェットを噴出したりするものがある。中心部に太陽の100万~10億倍程度という超大質量ブラックホールが存在し、そこに物質が落ち込むことで大量のエネルギーを放出すると考えられている。その明るさや活動性の違いからセイファート銀河ブレーザークエーサーなどに分類されるが、現在は、強い電波を出す電波銀河も含め、観測される方向、ジェットの有無、塵の位置により、活動銀河が見かけ上異なった性質を見せると解釈されている。活動銀河中心活動銀河中心核AGN(active galactic nucleus)。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

百科事典マイペディアの解説

活動銀河核【かつどうぎんがかく】

ANG(active galactic nucleusの略)とも。ふつうの星や星の集団からは説明できない高エネルギーの電磁放射をもつ銀河中心核。放射の特徴によって,強い電波とX線の放射,強く偏向している光学域の連続放射,光と電波の強度及び偏向の度合いの短期間における変動を特徴とするブレイザー,光学域の光度と同程度の強い電波を放出する電波銀河や,セイファート銀河,スターバースト銀河核,恒星状天体(クエーサー)などのタイプに分類されている。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

活動銀河核
かつどうぎんがかく
active galactic nuclei

中心に強力なエネルギー源をもつ銀河。活動銀河核は銀河全体の1000倍ものエネルギーを光や電子として放出している。しかも、活動銀河核の大きさは銀河の数万分の1ほどなのに、そこから放出される光速に近い激しいジェット気流は、銀河を越えて大きくのびている。文部省(現文部科学省)宇宙科学研究所(2003年10月より宇宙航空研究開発機構)は1997年2月、世界初の電波天文衛星「はるか」を打ち上げた。「はるか」は優れた解像度をもつ電波望遠鏡を備えており、銀河の中心にあり莫大(ばくだい)なエネルギーを放出している活動銀河核からの微弱な電波をとらえることができる。「はるか」の最大の目標は、われわれの銀河から1200万光年離れた銀河「ケンタウルス座A」。「ケンタウルス座A」の場合、ジェット気流は銀河の直径の30倍にも達する。星の輝きの原動力である核融合では、これだけ巨大なエネルギーは生まれにくく、その原因としては、銀河の中心には巨大なブラックホールがあり、そこに落ち込むガスが光っているという説が有力である。「はるか」のデータと地上の電波望遠鏡のデータを組み合わせることにより格段に解像度をあげることができるので、活動銀河核についての詳細なデータの蓄積が期待される。[広瀬立成]

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