流の末(読み)ながれのすえ

精選版 日本国語大辞典 「流の末」の意味・読み・例文・類語

ながれ【流】 の 末(すえ)

① 水が流れてゆく末の方。
長秋詠藻(1178)下「谷川のながれのすゑをくむ人も聞くはいかがは験ありける」
流派を受け継ぐ人。末流
※続拾遺(1278)雑上・一一五五「いにしへのながれの末のたえぬかな書き伝へたる水茎の跡〈藤原家隆〉」
③ 流れの身の果て。遊女のなれの果て。
評判記難波の㒵は伊勢白粉(1683頃)三「ながれの末の竹中殿もをれにとまらして見や」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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