流体包有物地質温度計(読み)りゅうたいほうゆうぶつちしつおんどけい

最新 地学事典 「流体包有物地質温度計」の解説

りゅうたいほうゆうぶつちしつおんどけい
流体包有物地質温度計

fluid inclusion geothermometer

流体包有物を用いて鉱物の生成温度や熱水活動の温度を求める方法。気液2相の流体包有物を加熱冷却台で加熱すると,液相の膨張または蒸発により,やがて1相に均質化する。このとき,内部の温度圧力は水の飽和水蒸気圧曲線に沿って変化する。流体包有物が沸騰流体の液相または気相を捕獲したものであれば,この均質化温度(Th:homogenization temperature)または充塡温度(filling temperature)が流体包有物の捕獲温度(Tt:trapping temperature)となる。その流体包有物が初生包有物であれば,この温度が鉱物の生成温度となる。一方,被圧した流体を捕獲した場合には,Thは流体包有物のTtとならず,水の飽和水蒸気圧曲線上のThに対応する点からのびる等容積線(isochore)上のどこかに捕獲時の温度圧力が求められる。この場合は圧力を別の方法で与えれば,流体包有物のTtが得られる。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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