流動点(読み)りゅうどうてん(その他表記)pour point

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「流動点」の意味・わかりやすい解説

流動点
りゅうどうてん
pour point

原油石油製品の低温時における流動性を示す指数不純物を含まない純物質は冷却するにつれ一定の温度液体から固体に変化するが,各種炭化水素の複雑な混合物である石油は,はっきりした融点をもたないので,一定の条件下で流動しなくなる温度を測定してこれを流動点としている。日本工業規格 JISによれば,実際上は試料が完全に流動しなくなる点よりも 2.5℃高い温度を流動点としており,2.5℃の整数倍で示される。流動点は石油製品が固まらない最低温度の目安として実用上大切な要素であり,特に寒冷地における貯蔵輸送,使用機器の設計などに不可欠な指標である。

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