日本歴史地名大系 「浄得寺」の解説 浄得寺じようとくじ 福井県:福井市福井城下堀町浄得寺[現在地名]福井市西木田三丁目真宗大谷派。本尊は阿弥陀如来。寺伝によると、敦賀(つるが)郡原(はら)村(現福井県敦賀市)の道場に始まると伝える。近世初頭に鉾(ほこ)ヶ崎(さき)村(現福井市)に道場を定め、天正一九年(一五九一)の本覚寺末寺帳(本願寺文書)に「ホコガサキノ祐乗」とあり、一向一揆の頃は和田本覚(わだほんがく)寺の下にあって活躍した。愚迷発心集(寺蔵)の奥書に「于時慶長三戊戌年九月七日、角原村浄得寺釈祐海書之」とあり、祐海の時に隣村角原(つのはら)村に移って浄得寺と号したらしい。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by