日本歴史地名大系 「浄慈院」の解説 浄慈院じようじいん 愛知県:豊橋市羽田村浄慈院[現在地名]豊橋市花田町多門山と号し、浄土宗西山禅林寺派。本尊は室町期頃の作とされる木造押合地蔵尊。寺伝によると、寛文七年(一六六七)開山忍誉良済が本尊を背負って下野国那須ヵ原から馬見塚(まみづか)に来て、天和年間(一六八一―八四)に、旧称お杉林の現在地に移ったという。檀徒がなく、寺子屋を開いて郷民教育にあたったという。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報