浄菩提院(読み)じようぼだいいん

日本歴史地名大系 「浄菩提院」の解説

浄菩提院
じようぼだいいん

[現在地名]高野町高野山

大師教会の道を挟んだ東側、旧中性ちゆうしよう院・舎那しやな院の敷地にある。「続風土記」によれば初め西院さいいん谷にあり、寛文一〇年(一六七〇)遍照尊へんじようそん院南側、十輪じゆうりん院の地に移る。明治以降現在地に移った。本尊愛染明王。準別格本山。文明五年(一四七三)の諸院家帳には「大如房阿闍梨聖薗建立」とあり、聖薗は血脈中院(三宝院蔵)によれば承元―建保(一二〇七―一九)蓮上れんじよう院覚基(建保五年没)より灌頂を受けている。当院一代尚祚覚禅房は覚海門下四哲の一人で、寛元三年(一二四五)没。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android