浅羽大囲堤(読み)あさばおおがこいづつみ

日本歴史地名大系 「浅羽大囲堤」の解説

浅羽大囲堤
あさばおおがこいづつみ

浅羽三三ヵ村の西・南・東の三方を囲む総延長三里一八町の水除・潮除堤。諸井もろい村の北から原野谷はらのや(諸井川)の東側を南に延び、中野なかの(現福田町)の南からはまえ(旧原野谷川)の北側を東に延び、東同笠ひがしどうり村の東側で再び南北に築かれている(貞享三年「中畦堤相論裁許絵図」原家蔵)。維持・管理は三三ヵ村が加わる大囲堤組合によってなされていた(安政五年「浅羽大囲堤組合三三か村高辻帳」原家文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android