浜宿(読み)はまじゆく

日本歴史地名大系 「浜宿」の解説

浜宿
はまじゆく

[現在地名]鹿島市浜町字中町・八宿

長崎街道および脇街道に設けられ、宿があった道筋は現在の浜町中町の通りと推定される。慶安五年(一六五二)の鳥子御帳写などからみて、江戸時代初期には整備されていたと思われる。

塩田しおた(現藤津郡塩田町)より浜・多良たら(現藤津郡太良町)湯江ゆえ(現長崎県北高来郡高来町)へ通ずる通りが長崎街道の多良通だが、一方、小田おだ(現長崎県杵島きしま郡江北町)で長崎街道から分れて六角ろつかく川を渡り、高町たかまち竜王りゆうおう峠を通り、百貫ひやつかん(以上現長崎県杵島郡有明町)塩田川を越え、鹿島を経て浜へ至る道筋もあった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む