浩繁(読み)こうはん

精選版 日本国語大辞典 「浩繁」の意味・読み・例文・類語

こう‐はんカウ‥【浩繁】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙 非常に多いさま。たくさんあるさま。広範囲にわたっているさま。
    1. [初出の実例]「宋の王応麟も玉海と云書を著す。その書甚浩繁なり。事類をあつめたる書なり」(出典:随筆・秉燭譚(1729)一)
    2. [その他の文献]〔旧唐書‐文苑伝上・斉澣〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「浩繁」の読み・字形・画数・意味

【浩繁】こう(かう)はん

人口が多い。〔旧唐書、文苑中、斉澣伝〕出でて(べん)州刺と爲る。~江・淮より河・洛にし、舟車輻輳し、人庶なり。後の牧守、多く(かな)はず。唯だ倪水と澣とのみ、皆嚴、治を爲すを以て、民之れを歌ふ。

字通「浩」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android